牧師室より「それぞれの場所でひとつとなる」

 新型コロナウィルスにより、集団感染が恐れられる中、土気あすみが丘教会は、何とか礼拝を守れる方法を模索しながら、これまで安全に整えられてきました。しかし遂に8日、緊急事態宣言が千葉県にも出され、外出の自粛がより強く言われ、各々も自粛への意識が殊更に強くなり、礼拝が開かれながらも自粛をせざるを得ないことに重荷を感じる方々が増えるようになり、また集いながらもさまざまな恐れと制限がある中、集うことが心から喜べなくなっていることを思うようになりました。そして今、集うことへの熱情を第一にして礼拝を続けることは、送り出してくださるご家族に対しても証にならないことも覚え、本日は前・今年度の役員の方のみで礼拝を献げる決断をいたしました。 
 先週、説教で、ボン・ヘッファーの言葉を紐解きながら、集えない時でも、主の日を重んじ、聖別して、各々の場で礼拝を献げていただくことのお勧めをさせていただきました。HPに式文と説教を載せましたところ、家庭礼拝が思いがけない恵みであったというお便りもいただきました。この困難な時、それぞれの場で喜び主を高く見上げ、離れていても主にあってひとつとさせていただくことを願い、祈っています。主は復活されました。共におられます。