12月9日 み言葉と黙想

12月9日「一切は空」
コヘレトの言葉1章1~11節
コヘレトは言う。
空の空
空の空、一切は空である。(2節)

黙想
ここで一旦、詩編を離れ、「コヘレトの言葉」を読みます。
コヘレトはダビデの子、エルサレムの王と書かれています(1節)。彼は全てのものを所有していました。宮殿に住み、王として君臨し、すべてのものを所有し、多くの側女を置き、目に入るあらゆるものを手に入れることができました。その彼が知ったことは一切は空である、ということでした。

私たちが現世で求めるものをすべて手に入れた時に知るのは一切のものが「空」であるということです。それを知ったコヘレトの絶望の深さを思わざるを得ません。彼はそこから人生を見つめました。
主の祝福をお祈りいたします。