2022年4月3日礼拝説教「思い煩わないように」

ペトロの手紙一5章1~7節
マタイによる福音書6章25~34節
関義朗牧師

 私たちは満たされている時にも、そうではない時にも、思い煩う存在であるといえます。しかし主なる神は使徒ペトロの口を通して「思い煩いは何もかも私(神)にお任せしなさい」と私たちに語ります。小鳥は畑も倉も持たないけれど、歌って神を賛美し、楽しそうにしています(宗教改革者ルターの言葉)。私たちは思い煩う時、主なる神を忘れています。主が共にいてくださるかどうか不安になります。その疑いの心が思い煩いを生むのです。
この世では不本意なことが多く起こりますが、思い煩いによって克服することはできません。神に向かって祈り求め、悩んで片付けようとしているすべてを、神が整えて下さるよう願ってください。そして十字架の主が私たちのために苦しまれたことを思い起こし、自分の気がかりをみな思い切ってお任せすることのできる神を持っていることに感謝してくださいますよう心よりお願いします。
土気あすみが丘教会の39年目の歩みが始まりました。目の前にはいろいろな課題があります。しかし私たちは思い煩うことなく、主を賛美・礼拝し、根気強く御言葉を宣べ伝えていきたいと思います。