牧師室より「受難節」

 先週水曜日、2月17日(水)から受難節に入りました。
 受難節の始まりの日は「灰の水曜日(Ash Wednesday)」と呼ばれ、昨年のこの日、前年の棕櫚の主日の午後に作った棕櫚の十字架を持ち寄り、一年間、主に贖い取っていただいた罪を覚えつつそれを燃やし、それを灰にして、悔い改めのしるしとて、おひとりおひとりの頭に、「灰をかぶらせる」(ひとつかみの灰を頭に載せました)、そのような礼拝をおささげしました。今年は、昨年の棕櫚の主日は、既にコロナの脅威の中にあり、皆で棕櫚の十字架を作ることが適わず、また今も続くコロナ禍で、牧師の手によって「灰をかぶらせる」礼拝をささげることが難しいと判断しました。
 灰の水曜日から数えてイースター前日までの46日(日曜日を除くと40日)を、受難節(四旬節)と言い、イエス・キリストの十字架への苦難をおぼえ、自らの罪を悔い改めつつ過ごします。レントの聖書日課を作って皆様の週報棚にお入れしました。心を主に向けて過ごさせていただきましょう。