牧師室より「受難週」

 今日は「棕櫚の主日」。この日、イエス様は子ロバに乗り、エルサレムに入場されたと言われている主日です。「灰の水曜日」から始まった受難節40日を経て、今日、棕櫚の主日から始まる一週間を「受難週」と呼びます。
 マルコによる福音書により、この一週間を時系列に辿ってみますと、日曜日・エルサレム入場(11:1~10)。月曜日・宮きよめ(11:15~19)。火曜日・神殿説教(11:20~13:2)。水曜日・オリーブ山説教(13:3~37)。木曜日・洗足木曜日、最後の晩餐、ゲツセマネ、逮捕(14:12~72)。金曜日・受難日、ピラトの裁判と判決、十字架の主の死、埋葬(15:1~47)。土曜日・安息日。女弟子が香油を準備したこと(16:1)以外、聖書記事なし。
 ヨハネによる福音書の記述は独特で、違いがありますが、この週を覚えるひとつの流れとして、確認をしながら一日一日を過ごしていただければと願っています。