6月11日「エステル登場のきっかけ」
エステル記1章1~12節
ところが、王妃ワシュティは宦官たちが伝えた王の命令に従わず、行くことを拒んだ。王は大いに憤り、怒りに燃えた。(12節)
黙想
今日から旧約聖書のエステル記に入ります。女性の名前が書名として用いられているのはエステル記とルツ記だけです。この書物にはバビロニア王国を滅ぼしユダヤ人を捕囚から解放したペルシア王国の三代目の王クセルクセスの時代(紀元前5世紀)の出来事が記されています。
王の酒宴に来なかった王妃に王が怒りを露わにしたことがユダヤ人女性エステルの登場のきっかけになりました。この当時のユダヤ人は各地に散らばって住んでおり弱い存在でした。この状況が出来事の下地になっています。
今日も主の祝福をお祈りいたします。