6月13日 み言葉と黙想

6月13日「エステルの登場」
エステル記2章1~11節
エステルは、自分の属する民と出自を明かさなかった。モルデカイが彼女に明かすなと命じたからである。(10節)

黙想
ペルシャ王国では征服した国や民族に属する者でも才能ある者は重用されていたことが文章から伝わってきます。それでもエステルは自分がユダヤ人であることを明かしませんでした。ユダヤ人は国が滅びて色々な国や民族に散らばっていて弱い存在だったからでした。

エステルが喜んで後宮に上がったかどうか、彼女の胸中を察するのは難しのですが、名誉と思い自ら望んでいったのではなく、後見人のモルデカイの言いつけによって後宮に行ったのではないかと思います。人はどのように用いられるか本人でさえ分かりません。
今日も主の祝福をお祈りいたします。