7月25日「神から与えられた力」
コリントの信徒への手紙二・10章1~11節
私たちの戦いの武器は肉のものではなく、神から与えられた力であって、砦を破壊することさえできます。私たちは、さまざまな議論を破り、神の知識に逆らうあらゆる高慢を打ち砕き、あらゆる思惑をとりこにしてキリストに服従させます。(4,5節)
黙想
パウロは会ってみると、弱々しく訥弁だと評価されていたようです。人を説得する者は威勢がよく雄弁であるという固定観念からすると、このような人のどこに人を圧倒するものがあったのだろうと思ってしまいます。
しかしパウロは、戦いの武器は神から与えられた力であると断言します。きっと信仰に裏付けられた熱心さで忍耐強く福音を証ししていたことでしょう。神に対する信頼と自分に与えられた使命に生きるならば、この世の評価基準は力を持ちません。