3月2日「自分を省みないサウル王」
サムエル記上18章10~16節
サウルはダビデが大勝利を収めるのを見て、彼を恐れた。(15節)
黙想
サウルには悪い霊が頻繁に降るようになりました。そのたびにダビデは琴を奏でてサウルの魂を癒しました。しかしサウルは嫉みや猜疑心からダビデを殺そうとしました。悪霊を遠ざけるために琴の名手として招き入れた者が人々の人気を集めると、その者に憎しみを抱くようになったのです。
兵や民衆がダビデをたたえることに憤懣やる方なくても、外敵に勝利するダビデを手放すわけにはいかないサウル王の心境が感じられますが、彼自身は神を讃え自分自身を省みることはありませんでした。