4月6日 み言葉と黙想

4月6日「引き渡される」
マタイによる福音書27章15~26節
そこで、ピラトはバラバを釈放し、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。(26節)

黙想
ピラトはローマ帝国から派遣されたユダヤの第5代総督で、残忍・横暴な政策をもって民衆を苦しめたといわれています。彼はイエス様の無実を認めながら、ローマ皇帝を恐れてユダヤ人が暴動を起こさないようにイエス様を十字架刑に処しました。ピラトの残忍さと臆病がイエス様を十字架につけたのです。しかしピラトは裁きの席でイエス様によって裁かれていました(ヨハネ18:37~38)。ピラトの残忍さと臆病、そして事なかれ主義は他人事ではなく私たち一人ひとりが持っているものです。自分やこの世の罪を認めることは罪から解放されるための一歩です。それを認めることで私たちは神のもとへと導かれます。