5月4日 み言葉と黙想

5月4日「ダビデの恩情」
サムエル記下14章1~11節
ツェルヤの子ヨアブは、王の心がアブシャロムに傾いているのに気付いた。(1節)

黙想
ダビデ王はアブシャロムが逃亡して日が経つと彼を恋しがるようになりました。ダビデ軍の司令官ヨアブは王の心を察して、ある女性に兄弟殺しの架空の話をダビデにするように図りました。ダビデは女性の訴えを聞き兄弟を殺した息子が殺されないようにすることを約束しました。しかしこれはアブシャロムを処罰することが不当に見えるように仕向ける戦略でした。殺人の罪過は償われなければなりません。この温情がこの後ダビデを窮地に追い込むことになります。覚悟をもって決断することは難しいことですが、それによって公平が保たれることを知ることは大切であることを思わされます。