5月17日 み言葉と黙想

5月17日「ダビデの嘆き」
サムエル記下19章1~8節
王は身を震わせ、門の上の部屋に上って泣いた。彼は上って行きながらこう言った。「わが子アブシャロムよ、わが子よ、わが子アブシャロムよ。私がお前に代わって死ねばよかった。アブシャロム、わが子よ、わが子よ。」(1節)

黙想
息子アブシャロムの死を聞いたダビデは自分が死ねばよかったと嘆きました。アブシャロムは実の妹の恥を拭うために腹違いの兄を殺したのであって情状酌量の余地はあったと思われます。しかしダビデは優柔不断に陥り裁きができずにこのような事態を引き起こしてしまいました。ダビデは自分の犯した罪をこのような形で償うことになったのです。一方、部下ヨアブはダビデに、部下たちをねぎらうように、そうでなければ従う者はいなくなると進言し、ダビデに王としての任務を目覚めさせました。