6月10日「神の希望さえ潰える」
哀歌3章1~18節
私は言った。
「私の栄光は消えうせた
主から受けた希望もまた。」(18節)
黙想
「すべてのことは神が支配されていて、国が滅んだのも神のなさったこと」と理解したときに、人は心から神さまの力の偉大さにひれ伏すのでしょう。哀歌は自分たちがこのようになったのは敵が強かったのではなく、神を第一としないで自分たちの思いを第一としたからだと理解しました。この信仰に至るまでの苦しみは想像を絶します。
一方で、ヨブ記のヨブは自分の置かれた苦しみの理由を神に問い続けました。どちらの信仰も神のみに頼る信仰です。努力をしても報われないのではなく、報われる時は今ではないと信じる、それが神と共に生きる生き方です。国が滅びたユダ国もヨブも回復されました。