6月12日 み言葉と黙想

6月12日「神に向かって心を上げよう」
哀歌3章40~54節
私たちは自らの道を探し、調べて
主のもとへ帰ろう。
天におられる神に向かって
両手と共に心を上げよう。(40、41節)

黙想
首都エルサレムが陥落し、国が滅びて、そこに生きる人々は困窮している。そのような状況にあって作者である預言者エレミヤは人々に、神のもとに帰ろうと呼びかけました。「心を上げる」という言葉はうなだれて地面だけを見ている人に天の広さを知らせようとするものです。苦しみの中では見るべきものが見えなくなります。苦しみはそれぞれの人にとっては最大のもので、他者と比較することはできません。その苦しみをすべて知っておられるのは神です。神に向かって両手と心を上げたいと思います。