2月14日「アッバ父よ」
マルコによる福音書14章32~42節
「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。この杯を私から取りのけてください。しかし、私の望みではなく、御心のままに。」(36節)
黙想
人は、もし苦しみがなくて皆に愛されれば優しくなれるし、良いことをして感謝されるのであれば良いことを続けたいと思うでしょう。しかし愛されていることを感じる時は少なく、誤解されることの多い人生に生きる意味はあるのかと思わされます。イエス様は父なる神に「お父さん」と呼びかけて、屈辱、恥、痛み、苦しみなどを取り除けて欲しいと願いました。個人的な願いが許されることを知って慰められます。さらに、「御心のままに」とイエス様は祈られました。心の思いをすべて神にぶつけ、そしてなお、神の御心に委ねることを教えてくださいました。神はその祈りに答えて、立ち上がり人生を歩んでいく力を与えてくださいます。