2月21日「イエス様の死」
マルコによる福音書15章33~47節
イエスは大声を出して息を引き取られた。(37節)
黙想
死は突然やってきます。また何もできずに長く死を待つ場合もあります。イエス様はその両方を経験されました。死刑宣告から執行までの短さと執行されてから死ぬまでの苦しみの長さです。十字架刑はむごい刑罰で、呼吸困難になり徐々に弱って死に至るのだそうです。その間、イエス様は孤独でした。
そのイエス様は捕らえられる前に弟子たちにご自分の死を予告して、弟子たちに心構えを持たせました。私たちは誰も死に方を選ぶことができませんが、死に備えることはできます。愛する人に自分の死にはイエス様が寄り添ってくださることを伝え、再び会えるという希望を語っておくことは、残された者の悲しみをいやします。一番苦しい死を経験されたイエス様が復活して寄り添い執り成してくださることを信じて御国への道を歩き続けることができます。