4月10日 み言葉と黙想

4月10日「ソロモン王の知恵」
列王記上3章16~28節
王が裁いたこの訴えの話を聞いて、イスラエルの人々は皆、王を畏れ敬うようになった。裁きを行う神の知恵を王の内に見たからである。(28節)

黙想
ソロモン王は神に知恵をいただいたことを物語る出来事が記されています。二人の女性が互いに子どもの親権を主張してソロモン王に訴えました。どちらの訴えも本当のようであったので決められません。

そこで王は子どもを二つに切って半分ずつ分けなさいと命じました。それを聞いて一方の女性はもう一人の女性にあげてくださいと言いました。他方の女性はどちらのものにもならないように切り分けてくれと言いました。この答えを聞いたソロモン王は自分の手元から手放すといった女性が本物の母親であると裁定しました。

これは王の知恵を示す一例です。王は自分の知恵を誇るのではなく神を讃えたことでしょう。王といえども神の使命を果たす人の一人です。