5月26日 み言葉と黙想

5月26日「アハブ王、土地を略奪する」
列王記上21章1~16節
ナボトはアハブに言った。「先祖から受け継いだ地をあなたに譲ることなど、主は決してお許しになりません。」(3節)

黙想
国や民族の争いの原因のひとつは土地です。悪い指導者は領土を広げようと画策し、それが覇権争いにつながり、争いが生じます。土地は自分で造ったものではなく、神がお造りになり神のものであることを忘れています。土地だけではなく、自然も動植物も人間のものではなく、人間はその恵みを受けている存在であることを忘れてはならないと思います。

アハブ王は宮殿の隣地を自分のものにしようとしますが、そこを先祖から受け継いできた農夫ナボトに断られてしまい、王の権威が踏みにじられたと勘違いしてしまいました。そこで女王イザベルは謀略によってナボトを殺し、その土地を王のものにしてしまったのです。王と王女は神の掟を破ってしまったのです。