8月9日「見えるものに頼る弱さ」
列王記下21章1~9節
だが人々はこれに聞き従わなかった。マナセが彼らを惑わせ、主がイスラエルの人々の前で滅ぼされた諸国民よりもさらに悪いことを行うようにしたからである。(9節)
黙想
ソロモン王の後に分裂してできた北の古代イスラエル国はアッシリアに滅ぼされ、南のユダ国の歴史が続きます。
主に従ったヒゼキヤ王の子マナセが王になると彼は父とは反対に主の目に悪とされることを行いました。そのため人々も主の言葉に従わずに偶像を拝み犠牲をささげました。
偶像は人間にどのように生きればよいかを示すことはありません。人間が思いをかけても偶像は応えません。しかし人間は目に見えるものに頼りがちです。預言者や聖書を通して語りかけてくださる神を信じることは簡単ではないことを思い知らされます。この人間のために父は御子をこの世にお遣わしになりました。