5月12日「民を導く神の意志」
民数記21章21節~22章14節
イスラエルの人々はさらに進んで、ヨルダン川を隔ててエリコの対岸、
モアブの平野に宿営した。(22:1)
黙想
出エジプトの民はモーセに率いられて死海の東側に来ました。
そこに至るまでに土地の王に平和に通過させてくれるよう頼みましたが、
王は武力を用いて拒否しました。
出エジプトの民は荒れ野を何十年も進んできて武器も力もなかったのですが、
神の言葉によって彼らに勝ち、その地を通過してヨルダン川の東のモアブの平野に至りました。
この辺りにも彼らが進むのを阻もうとする王バラクがいました。
彼は武力に頼るのではなく彼らを呪うことで通過を阻もうとしました。
しかし占い師バラムが神にお伺いを立てると、
神はその民は祝福されているから呪ってはならないとお答えになりました。
出エジプトの民は神によって父祖の地カナンに帰るよう導かれているのです。
武力によっても魔術によっても神の意志を阻止することはできません。