9月4日「信仰が神の力によるものとなるために」
ローマの信徒への手紙2章1~16節
私がそちらに行ったとき、神の秘義を告げ知らせるのに、優れた言葉や知恵を用いませんでした。
それは、あなたがたの信仰が人の知恵によらないで、神の力によるものとなるためでした。
(1,5節より)
黙想
パウロはギリシア帝国の主要都市を訪れ、十字架につけられたイエスを人々に伝えていました。
その人はユダヤ人同胞から神を冒涜した者として訴えられ、
ローマ軍によって罪人として十字架刑で殺された人でした。
なぜならパウロは復活のイエス様に出会い、
この方こそ人々を救うキリスト(救い主)であることを悟ったからでした。
彼はイエス・キリストを伝えるためだけにその後の人生を送りました。
どうしてもキリストを伝えずにはおられなかったのです。
自分だけが神の秘儀を知って満足するのではなくすべての人に伝えたいという
情熱と奉仕の姿を想像して胸を打たれます。