10月4日 み言葉と黙想

10月4日「義務を果たす」
ローマの信徒への手紙13章1~7節
すべての人々に対して自分の義務を果たしなさい。税金を納めるべき人には税金を納め、関税を納めるべき人には関税を納め、恐れるべき人は恐れ、敬うべき人は敬いなさい。(7節)

黙想
1節の「人は皆、上に立つ権力に従うべきです」は
横暴な権力が民を支配する時に都合よく使う言葉ですが、
パウロは権力者のためにそのように教えたのではありません。
これは敵をも愛しなさい(マタイ5:44、ルカ6:27)の
イエス様の御言葉に基礎を置く教えです。

キリスト者は良心によって納税や選挙や労働といったこの世の秩序に従います。
イエス様は「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と
平和に過ごしなさい。」(ローマ12:18)と命じて、
ご自分もそれに従いました。