教会の一年は、主のご降誕を待ち望むアドヴェントから始まり、「終末主日」をもって終わります。「終末主日」というのは、文字通り終末、すなわち、世の終わりとキリストの救いの完成、そして新しい神の国の始まりに、私たちが向かって歩んでいることを心に留めさせる日です。
日本基督教団では、「終末主日」を「収穫感謝」として定めています。この一年の神から与えられた収穫の実りの感謝を、終末の救いの完成の先取りとして、神に感謝を献げる日と言えましょう。
そして次週から、教会は新しい年の巡り、イエス・キリストのご降誕、クリスマスに向けて、心を整えてゆく、待降節が始まります。
この一年の巡り、皆様にはどのような実りがありましたでしょうか。神からいただいた恵みを、思い起こしつつ、主が共にある新しい一年へと希望を持って踏み出して参りましょう。