4月17日牧師室より

牧師室より

 

イースターおめでとうございます。イースターという言葉はお祭りとして一般にも知られるようになってきました。しかしこの日は復活祭あるいは復活大祭と呼ばれ、イエス様が十字架の死から三日後によみがえられて私たちを罪と死から解放してくださったことを祝う祭日です。

イエス様の時代は一日の始まりは日没からでしたので、カトリックや正教会では土曜日の夜から祝うことが多く、プロテスタント教会は日曜日の朝に祝うことが多いです。福音書によれば、マリアたち女性は明け方早くまだ暗いうちにイエス様が埋葬されているお墓に行ってイエス様の体がなくなっているのを見つけました。イースターは春分の後の満月の次の日曜日です。西暦325年に第1ニカイア公会議という世界中の教会指導者が集まる会議で日付の決め方が統一されました。カトリックとプロテスタント教会のイースターはグレゴリオ暦に基づいて決め、正教会はユリウス暦に基づい決めるのでイースターの日付が異なることが多いです。イースターの日付を全教会で一致させる活動は現代もなされ続けています。

イースターがこんなに複雑な日付の決め方をする祝日なのは、聖書にある日付の根拠を忠実に守り続けているからこそなのです。

(参考:「そうか!なるほど!!キリスト教」)