5月15日牧師室より

自己紹介4回目です。私は信徒として一生を送るつもりでいました。洗礼を受けて3年目から役員に選ばれ、30年以上教会で奉仕をしていました。そんなある時、子どもの教会の礼拝でイザヤ書6章8節の派遣の言葉が突然私に刺さってきました。「私は誰を遣わすべきか」という牧師の問が主からの問に聞こえ、それに「私を遣わしてください」という応答をしている自分を心の中で発見しました。
しかし「これは自分の思いから出たことではないか」と迷っている時に、参加した日本聖書神学校の献身志願者の集いの朝礼拝で示されたフィリピの信徒への手紙2章13節「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです」の御言葉によって、私の迷いは吹き飛び、主が私を召してくださったことを確信しました。
しかしながら、いざ神学校に入学すると、働きながらの夜間の神学校の厳しさに喘息や帯状疱疹を発症するなど体調を壊しました。また学問として聖書を学ぶことで何度か信仰の危機が訪れました。学びを続けられたのは上記の御言葉に支えられたからだと感謝しています。この時の苦労を共にした同窓生は各地で牧師として主と教会に仕えていて、励まし合っています。