神学校日

 10月第二週は、日本基督教団では神学校日として、特に伝道献身者養成のための神学校ならびに、そこで学び献身を志す神学生のために祈る時としています。
 私は日本聖書神学校で学び卒業いたしました。日本聖書神学校は、唯一の夜間の神学校。さまざまな経歴の学生たちが働きながら学ぶ場所でユニークな学校だったと思います。同級生には、会社員、歯医者さん、農業に従事していた人、大学教授、会社経営者など、さまざまな個性的な面々が席を連ね、共に神学というものに悩み、時に怒り、語り合い、分かち合う、貴重な仲間たちとなりました。自分自身のそれまでの信仰を、一旦、ばらばらに解体されて、新しく構築するという、苦しい作業をした年月でもありました。祈られ、温かい配慮のもとに置かれた幸せな時でもありました。
 伝道献身者が少なくなっていることが今課題となっています。どうぞ神学校と神学生のためにお祈りください。