1月22日牧師室より

毎朝の黙想でフィリピの信徒への手紙を読み終わりました。その中でパウロは「神はあなた方に必要なものをすべて満たしてくださる」と書いています。彼は獄中にいても満たされていました。第2次大戦でヒットラーに抵抗し刑死したボンヘッファー牧師も獄中で同様の詩を書き残しています。この詩は次のようなものです。

 

よき力に真実に、静かに囲まれ、

すばらしく守られ、慰められて、

私は現在の日々を

あなた方と共に生きようと思う。

そして、あなた方と共に

新しい年へと歩んでいこう。

 

古い年はなおも我々の心を

苦しめようとしており、

悪しき日々の重荷は、

なおも我々を圧迫する。

ああ、主よ、

我々の飛び上がるほど驚いた魂に

救いをお与えください。

あなたはそのために我々を

造り給うたのですから

良き力にすばらしく守られて、

何が来ようとも、我々は心安らかに

それを待とう。

神は、夜も朝も我々の傍らにあり、

どの新しい日も必ず共にいまし給う。

 

必要なものとは神が共にいてくださること。このことを知っている人はいつでも満たされています。(参考:讃美歌21-469)