毎朝の黙想でフィリピの信徒への手紙を読み終わりました。その中でパウロは「神はあなた方に必要なものをすべて満たしてくださる」と書いています。彼は獄中にいても満たされていました。第2次大戦でヒットラーに抵抗し刑死したボンヘッファー牧師も獄中で同様の詩を書き残しています。この詩は次のようなものです。
よき力に真実に、静かに囲まれ、
すばらしく守られ、慰められて、
私は現在の日々を
あなた方と共に生きようと思う。
そして、あなた方と共に
新しい年へと歩んでいこう。
古い年はなおも我々の心を
苦しめようとしており、
悪しき日々の重荷は、
なおも我々を圧迫する。
ああ、主よ、
我々の飛び上がるほど驚いた魂に
救いをお与えください。
あなたはそのために我々を
造り給うたのですから
…
良き力にすばらしく守られて、
何が来ようとも、我々は心安らかに
それを待とう。
神は、夜も朝も我々の傍らにあり、
どの新しい日も必ず共にいまし給う。
必要なものとは神が共にいてくださること。このことを知っている人はいつでも満たされています。(参考:讃美歌21-469)