5月28日牧師室より

ペンテコステ(聖霊降臨日)おめでとうございます。教会は主が復活されてから足かけ50日後、弟子たちに聖霊が降り、主イエス・キリストを大胆に宣べ伝え始めたことを記念してこの日を祝ってきました。聖霊のイメージは炎、舌、鳩などで、イメージカラーは赤です。それでこの日、牧師は赤のストールを身につけます。

今日は洗礼式がおこなわれて私たちの家族に若い人が加わります。彼女はおばあさまに誘われて教会に来たことがきっかけで、イエス様を信じて新しい人生を歩み始める決心をされました。

聖霊に満たされると「若者は幻を見、老人は夢を見る」(使徒2:17)。私たちの土気あすみが丘教会は来年の創立40周年に向け、懇談会でこの教会の10年後の夢や幻を語り合おうと計画しています。明日のことも分からないのに10年後のことなんか話しても何の役に立つのかと思うかもしれませんが、聖霊によって私たちには幻や夢が与えられるのです。

教会に人が集まらない、高齢者が多くて先行きが暗いという私たちの事情だけでは幻も夢も出て来ないでしょう。しかしユダヤの歴史に目を向ければ、神を信じる人々の群れがどんなに少なくてもそのような人を残された主なる神を知ることができます。私たちが人間的な思いで夢や幻を語るのではなく、神が私たちに何を求めておられるのかを考え、今日の状況においてするべき事を見つけるならば、御心に適う夢や幻を語ることができるに違いありません。