聖書は終わりの日に天体は揺り動かされる、と告げています(マタイ24:29)。終わりの日でなくても毎日のように世界中でショッキングな出来事が起きており、それがいち早く世界中に広がって人々の不安を掻き立てます。
情報が高速で流通するようになった現代は不安を煽る時代と言えるでしょう。一昔前であれば情報は徐々に広がり、人々の驚きや不安が世界中で一気に高まることはそれほど多くはありませんでした。
私たちは情報を受けた時の心の反応を制御する訓練が必要になっているように思います。そのためには揺るがぬものが必要です。それは聖霊が教えてくださる神の無償の愛です。この愛は情報による人々の不安を拭い去り、分断ではなく和解をもたらします。ヘルンフート兄弟団讃美歌366番は次のように聖霊なる神を求める歌を歌います。
来てください、おお、慰め主、聖なる霊、
私どもに昼を約束してくださる光、
私どもに賜物を給う泉よ。
来てください、
そして私どもの重荷をやわらげてください。
来てください、苦労の中で休息を与えてください。
来てください、私ども、貧しい者たちの、客となってください。