「あなた方は罪に対して死に、神に対して生きる」(ローマ6:11)という言葉は不思議な力をもって私たちに迫ります。まずもって不合理です。命はひとつなのにイエス様に結ばれていれば罪に対しては死に、神に対しては生きるという不思議な言葉。原典は「あなた方は罪に死んだ者たちだが神に生きる者たち」と表されていて、複数が強調されています。
人の心の中には良い思いと悪い思いがあるのはどなたも感じておられるでしょう。一人では悪い思いを起こさないようにすることも、それに振り回されないようにすることもできません。複数が強調されていることを考えると、互いに悪い思いを告白することがこのことを可能にするのではないかと思います。
共同の罪の告白は礼拝の中でおこなわれています。礼拝の初めの方で司式者が代表して罪を告白して神の赦しを求める。そして私たちは御言葉をいただき、罪に死んで神に生きる霊的体験をします。ですから、献金感謝の祈りは「神さま有難うございます」という感謝の祈りになります。
私たちの神の御前で賛美の歌を歌おう。
罪は赦された、ハレルヤ!
イエス様が命をもたらしてくださる、
ハレルヤ!
(ドイツ福音教会讃美歌116番より)