主の年、2017年が始まりました。
1月1日は日本では「元旦」「元日」と言われ、これは神道によれば、「年の神」を迎えるという意味合いがあるそうです。しかし、私たちキリスト教徒は、神はおひとりの神であることを知っています。年ごとに神が違うなどということはありません。しかし、日本という国の市民である私たち。イエス様の時代のユダヤ人が、自分たちの信仰を守りつつ、ローマ帝国の中に暮らしていたように、私たち信仰者は、堅く信仰を守りつつ、継承している土地の文化も退けることは出来ません。周囲の人々の価値観も、違いを認めつつ、重んじなければならないと思います。難しいですが。
教会に於いてはこの「元旦」も含めて、クリスマスの時を過ごしています。そして、1月1日は、12月25日、主のご降誕の日から数えて8日目。主がイエスという名を付けられ、またユダヤの律法に定められた割礼を受けられた日と言われています。年の初め、この国の文化に生きつつ、主が聖別された日であることに、思いを馳せたいと願います。この年も、聖別された年として、キリストの民として希望を持って歩ませていただきましょう。