5月5日牧師室より

2024年度教会聖句

「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ15:12)

 

キリスト者は同じ聖霊をいただいているので、互いに個別の存在でありながらひとつです。使徒パウロは目と手、頭と足が争う滑稽な状況をイメージさせて、キリスト者同士の争いの無益さを説いています。見劣りのする部分が一層引き立てられて体が組み立てられています。それによって分裂が起こらず各部分が互いに配慮し合います(Ⅰコリ12:14~27)。パウロはこう説くのです。

「互いに愛し合いなさい」というイエス様の命令をパウロは「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」と説明します。

私たちの会員には毎週礼拝に集う人たちといろいろな事情で礼拝に集うことができない人たちがいます。イエス様の命令によれば、礼拝に集えない人たちがいてこの教会はこの地に立っているのです。

毎週礼拝に集うことには意志と努力が必要です。それを可能にしているのは主なる神であることを忘れずに、礼拝に集えることを感謝したいと思います。そして礼拝に集うことができない人たちのことを忘れないようにしたいと思います。さらには洗礼を受けたくてもいろいろな事情で受けられない人やイエス様を知らず苦しんでいる人たちのことも祈りたいと思います。礼拝に集えない人たちも祈っていることでしょう。