5月12日牧師室より

母の日はアメリカで今から117年前の1907年5月の第2日曜日にアンナさんという人が、亡くなったお母さんの記念会でお母さんの好きだったカーネーションを捧げたことから始まりました。アンナさんのお母さんに対する愛に心を動かされた教会の人たちが毎年5月第2日曜日にお母さんに感謝をする活動をするようになったそうです。

お母さんの名はアンさんと言い、このアンさんは南北戦争で傷ついた兵士を敵味方なく看病する活動をおこないました。そして南北戦争が終わった後は「母の友情の日」という運動をおこないました。教会では長年、教会学校の先生をしていたそうです。

この母の日は旧約聖書に書かれている十戒の第五戒「あなたの父母を敬え」にルーツがあることはよく知られています。この戒めは箴言23章22節に「父に聞き従え、生みの親である父に。母が年老いても侮ってはならない」と書かれているように、年老いてしまった両親を保護するものです。

イエス様は父母を敬わない人たちに「モーセは、『父と母を敬え』と言っているのに、あなたたちは神の言葉を無にして父や母に何もしない。」(マルコ7:9-13)と言って、その人たちを断罪しました。

このようなイエス様の言葉は天の父なる神の言葉です(ヨハネ17:8)。私たちがイエス様の祈りの言葉(17章)を深く味わうならば、イエス様がどのようなお方かを知ることができます。そしてそれを思い出させてくださるのは私たちに降った聖霊のお働きです。