質問をしたいと思います。礼拝で歌う讃美歌はどのように選ばれているでしょうか。4択をお示しします。①会衆が歌いやすいもの、②奏楽者が弾きやすいもの、③牧師が気に入ったもの、④聖句や説教に応答するもの。もちろん単純に分類することは出来なくて何を優先するかということです。
礼拝の讃美歌に関して考えるにしても、礼拝とは何かについて皆が同じ理解でなければその意見は分かれるでしょう。礼拝を一言で言い表わすならば「礼拝は神さまと牧師も含めた会衆との応答」です。礼拝堂に神のお姿を見ることはできませんが神がおられることを感じて礼拝しています。
6月16日の礼拝ではⅡコリ5:6-17の御言葉を通して神は「キリストの愛があなたたちを駆り立てている」と伝えてくださいました。私たちはそれに応えて讃美歌480番で「新しい時をめざし、この世を変えるために 招きにこたえ、歩きだそう。神も共におられる。」と歌いました。6月23日の礼拝ではⅡコリ6:1-13の御言葉を通して神は「今や恵みのとき、救いの日」と示してくださいました。私たちはそれに応えて讃美歌431番で「今しもヨベルの年(解放の年)が来ると告げよう」と歌いました。
このように礼拝の讃美歌は歌いやすさや慣れ親しみや個人の好みを優先して選ばれているのではなく、④の神の御言葉や説教に応答することを優先して選ばれています。
週報には2週先までの礼拝プログラムが書かれていますので礼拝に備えるのにお用いいただければと思います。そうすればきっと礼拝が豊かになります。