土気あすみが丘教会が所属している日本キリスト教団は1941年に30数派のプロテスタント教会団体が合同して生まれた団体です。従って各個教会は創立メンバーが所属した教会団体によって特徴づけられます。
伝統には、宗教改革者カルバンの伝統を引き継ぐ改革派教会および長老派教会、18世紀英国の司祭ジョン・ウェスレーの伝統を引き継ぐメソジスト教会(更新伝道会)、浸礼を大切にするバプテスト教会、聖霊の働きを大切にするホーリネス教会などがあります。
土気あすみが丘教会は北米スカンジナビアン・アライアンス・ミッション(北米スカンジナビア教会連合宣教団)の伝統に立つ西千葉教会の開拓によって立てられました。このミッションはメソジスト教会から出たものですのでメソジストの伝統にあります。
ウェスレーは「救いの確信は戒律や善行の末に訪れるものではなく、自らの不完全さと罪深さを悟ったときに、既にキリストの自己犠牲によって救われているのだ」と悟りました。そして「私はお前たちに新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く」(エゼキエル36:26)や「肉と霊のあらゆる汚れから自分を清め、神を畏れ、完全に聖なる者となりましょう」(Ⅱコリ7:1)、「神がキリスト・イエスによってお与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走る」(フィリ3:14)という御言葉を大切にして、キリスト者の聖化を目指す日々の生活を勧めました。そのための朝夕や食前の祈り集などが出版されています。すべての伝統はイエス・キリストに繋がるのですが、それそれの伝統の特徴を知って信仰生活を送ることによって信仰が強められます。