9月22日牧師室より

私たちはこの世の旅路を続けていくときにいろいろな困難に出会います。週に1度の礼拝に行くこともままならないことがあります。礼拝を中心として1週間を送るようにしたいものですが、働いている人たちは平日を働きづめとなり、その上に家事も子育てもしなければなりません。つい自分の体を酷使してしまいます。

私たちは自分一人で生きているのではなく関係性の中に生きています。私たちの生活は会社や家族の人たちとの関係によって影響を受けています。仕事が出来ない人間と思われたくない、仕事の成果を認めてもらいたいといった思いから際限なく仕事をすることがありますし、家族との関係でも同じようなことがあるかもしれません。

このような状態になるのは神との関係性の中に生きているという重要なことを見逃しているからではないでしょうか。「神がおられて私たちが存在する」ということは分かっていても忘れてしまいがちです。体や心も神がお造りになったものですから粗末に扱ってはいけません。

使徒ヤコブは「神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。」(ヤコブ4:8)と勧告しています。神から離れるときや神を忘れているときに、私たちは自分を見失い体を酷使してしまいます。体も精神も限界があるように造られているのですから神との関係を第一とするように生活を整えることが大切だと思います。イスラエルの民が神に祝福を受けているにもかかわらず神に背き、そのことの裁きを受けた歴史を思い出します。神を讃えることを第一にする生活を送りたいと思います。