まばたきの詩人水野源三さんの詩に心が癒されます。「今になって」という詩を紹介します。
倒れながら十字架を
負い行く主に逢ったのに
日々の忙しさにまぎれ
すっかり忘れていました
今になって一人となる
静かな旅に思います
あの流されたみ血潮は
私をば救うためだと
死んで甦った主よ
明りを消したこの部屋で
今すぐに言ってください
あなたの罪はゆるされたと
私たちはそれぞれが自分自身の舟を漕がなければならないということは真実だと思います。健康であっても病気や高齢で体が動かせなくても、あるいは順調であっても嵐の中にいても、自分の人生を他人任せにすることはできません。
ペトロたちが湖で漁をして何の成果もあげられなかったときに、復活のイエス様は岸辺で彼らを見守り言葉をかけられました。そして彼らと食事をなさいました(ヨハネ21章)。イエス様は「さあ、来なさい」と言って私たちを御許に集めてくださいます。罪赦されて主と共にあれば、自分の舟を漕ぐことが楽しくなり心は喜びで満たされます。