6月8日牧師室より

今日は聖霊降臨をお祝いするペンテコステ(五旬祭)です。ペンテコステは50を意味するギリシア語です。イエス様は復活して40日間弟子たちと共にいて天に上られ、その10日後に聖霊が弟子たちに降りました。その日はちょうどユダヤの七週祭(民28:26)の日でした。イエス様の復活日がユダヤの過越祭の翌日であり、聖霊降臨日がユダヤの七週際の日に重なっているのは、ユダヤの重要な祭りの日にキリストの出来事が起こったことを意味しています。

突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ……一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだしました(使徒2:2,4)。彼らはいったい何を話したのでしょうか。ここにその内容は書かれていません。しかしそれはイエス様の復活の証言でした。使徒言行録2章にペトロの説教が記されていて、そこには「神はこのイエスを死の苦しみから解放して、復活させられました」(24節)というペトロの証言が記されています。聖霊がペトロたちにこのことを、どのような権威者や権力者に対しても、大胆に、自由に、語らせたのです。聖霊によって大胆に復活を証しすることができるようになり、福音は多くの国や地域で聞かれるようになりました。

先週6月5、6日に教会員のTさんご夫妻のお孫さんであるH.Sさんの葬儀が執り行われ、延べ100人以上の参列者に復活の約束が語られました。復活は預言者エレミヤの口を通して主が語られた「あなたたちのために立てた計画」(エレ29:11-14)でした。この約束に私たちの、最後の、取り去られることのない希望があります。