7月6日牧師室より

6月30日(月)に千葉教会で行われた千葉支区伝道協議会は、41教会から100名以上の教職・信徒が集まって、「支え合う教会のこれから~専従牧師のいない教会と共に~」を主題に話し合いが行われました。専従牧師のいない教会は房総半島の南部地域と東部地域に集中しています。これらの教会が消滅するとその地域に福音が宣べ伝えられなくなってしまいます。地域に福音を求める人がいないのではなく、宣べ伝える力が弱っているのです。数名の教会員で教会を維持していくのは大変なことですが、祈りや支援があれば、連帯感が生まれ頑張ろうという気持ちになれるものです。

この伝道協議会では①北海教区での合同礼拝の取り組み、②竹岡伝道所の教会員1人の現状、③支区婦人部の分区を越えた活動の発題があり、その後に11の分団に分かれて話合いが行われました。私の分団では大網伝道所、長生教会、南房教会の出席者から教会の状況をお聞きしました。

全体会では支区予算を小規模教会の支援にもっと支出したらどうかという提案がありましたが、支区予算自体が縮小傾向にあることから困難であることが説明されました。全体会での主な意見は、①千葉支区の状況が年々厳しくなっていることに対する危機感の共有、②大中規模教会の教会員が小規模教会を訪問して体験することによる協力関係の強化、③(日曜午前ではない日時に)合同礼拝を行う取り組みの提案、④合同礼拝のために事前のチラシ配布などの人的協力、⑤信徒運動としての自主連帯献金活動の提案でした。この協議会を通して伝道活動が活発になるのではないかと期待しています。私たちの教会も福音を求めている隣人に出会うために、それぞれの方が教会に誘うことを続けていきましょう。