1月25日牧師室より

エリーナ・ポーターが書いた『少女ポリアンナ』(谷口由美子訳)は少年少女向けの物語として有名ですが、大人が読んでも興味深い本です。この物語は「よかった探し」という言葉が有名です。物語の中に、なぜポリアンナが「よかった探し」をしたかということが書かれています。

彼女はあるとき町の牧師が深刻な顔をしているのを見て「牧師の仕事は好きですか」と聞きました。この牧師は大きな問題を抱えていて悩んでいました。そして彼女の父も牧師でした。この牧師と彼女の問答です。

「ほう、それでお父さんは何て言った?」

「いつも良かったと答えたわ。でも、もし聖書に喜びの言葉がなかったら牧師ではいられないと言っていました。もちろん聖書にはそんなふうには書いてないけど、ただ『主によって喜べ』とか、そういう言葉で始まる聖句があるでしょ。お父さんが数えてみたら8百もあったんですって。」

「はっぴゃく!」

「そうよ、私たちに、喜べ、嬉しがれといっているの。だから、お父さんはそういうものを『喜びの言葉』と呼んでいたんです。」

こういうお話です。ポリアンナは11歳で孤児になり、母方の叔母に引取られて冷たい扱いを受けるのですが、生前のお父さんとしていた「よかった探し」をして喜びを見つけていました。この本に触発されて寝る前にその日の良かったことを3つノートに書いている人がいます。その日が苦しいことばかりではなかったことを思い出して喜びのうちに眠ることができるそうです。