10月3日み言葉と黙想

10月3日「ラバンの策略とヤコブの知恵」
創世記30章25~43節
そして言った。「支払ってほしい報酬をはっきりと言いなさい。私は支払うつもりだ。」(28節)

黙想
ヤコブは14年間ラバンのもとで無報酬で働き、そしてラバンに家族を連れて故郷へ帰りたいと申し出ました。ラバンは申し出を受け入れて報酬を支払うと約束しました。ヤコブが価値の低い方のぶちやまだらの羊や山羊をもらいたいと希望すると、ラバンは息子たちにそのような羊を遠くに運ばせて、ラバンの元には白い羊や山羊しか残りませんでした。

しかしヤコブは白い羊同士からでもぶちやまだらが生まれることを知っていましたから、それらが生まれるように工夫して増やしました。これは今日、メンデルの法則として知られているものです。ラバンはヤコブを去らせないように手を打ったのですがヤコブの知恵が優っていました。策略を巡らせても、ヤコブを去らせるという神の御旨を遮ることはできません。主の祝福をお祈りいたします。