6月4日「哀しみの歌」
哀歌1章1~11節
彼女は夜通し泣き続け、涙は頰を伝う。
彼女を愛した者の中に、慰める者は誰もいない。
友は皆、彼女を裏切り、敵となった。(2節)
黙想
哀歌はユダ国がバビロン国に滅ぼされ人々が捕囚となったことを哀しむ歌です。都エルサレムは見る影もなくなって打ち捨てられてしまいました。まるで自分の人生のように。私たちの人生は良い時よりも苦しみの時の方が多いように思います。思い通りになることなどほとんどありません。なぜ苦しみが来るのか。なぜ人々は裏切るのか。哀しみは尽きません。その思いが神に向けられています。誰も知らない辛さ悲しみを神に向けています。そして神はその祈りを聞いておられます。