8月13日「パウロ迫害の予兆」
使徒言行録21章15~26節
この人たちがあなたについて聞かされているところによると、あなたは異邦人の間にいる全ユダヤ人に対して、『子どもに割礼を施すな。慣習に従うな』と言って、モーセに背くように教えているとのことです。(21節)
黙想
エルサレムには大勢のユダヤ人キリスト者がいました。彼らは元々ユダヤ人として割礼を受けた人々でした。そしてキリスト者は割礼を受けることがキリスト者の条件と信じていました。そこにパウロが第三次宣教旅行から戻ってエルサレムに来ました。ユダヤ人キリスト者はパウロが異邦人に割礼なしに洗礼を授けているとのうわさを聞き、パウロに敵対していました。宥和を画策するユダヤ人キリスト者もいましたが、パウロの周りに不穏な空気が漂っていました。しかしパウロは自分が受けた福音をまっすぐに伝えるのです。それが自分を滅ぼすとしても、イエス様の教えを曲げることはしません。彼の覚悟によって福音はすべての人に伝えられるようになりました。