8月27日「神の御告げ」
使徒言行録27章13~26節
しかし今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうち誰一人として命を失う者はないのです。(22節)
黙想
パウロのローマへの旅は危険なものとなりました。冬の地中海は暴風が吹き荒れます。突然の暴風に乗組員は彼らの知識と経験を使って何とか船が沈まないように頑張りましたが船は漂流してしまいました。そのような中でパウロは「恐れるな」という天使の声を聞き、そのことを乗組員に伝えました。乗組員たちは何日も食べておらず、どこに居るかも知らず船が沈んで死んでしまう恐怖に包まれていましたが、その人たちはパウロの言葉に望みを持ったことでしょう。人知を尽くしてもどうにもならない極限の時に人は神さまの存在を知らされるのです。