8月27日牧師室より

「天は神の栄光を語り告げ大空は御手のわざを告げ知らせる。」(詩19:1)

 

車で移動していた時のこと、立ち寄り先で車を降りたら右後輪のタイヤが沈んでいるのに気づきました。きっと山道を走っていた時に何かを踏んでパンクしたのでしょう。車にはスペアタイヤがついていません。自宅まで車を運ぶためにレッカー車を手配して待つこと1時間、レッカーが来て車を見てくれました。

作業する人は車を見てスペアタイヤがあることを教えてくれました。私がついていないと勘違いしていたのです。そして空気が完全には抜けていないからパンク修理が可能かもしれないと言って近くの修理工場に車を運んでくれました。その人は車を自宅近くの修理工場にけん引するために来たのに、嫌な顔一つせず笑顔でそのようにしてくれました。

修理工場では初めての客であるにもかかわらず丁寧に車を点検してくれて、針金状の異物が刺さっているのを確認して、タイヤ交換すれば儲かるはずなのにパンク修理が可能だと伝えてくれました。そして丁寧にパンクを修理してくれました。

タイヤがパンクしたことは残念なことでしたが、そのおかげで素敵な人々に出会うことができました。時間がかかったことも、必要のない修理をしなければならなくなったことも、まったく気になりませんでした。それよりも優しさに出会って嬉しくなりました。神は天や大空だけでなく、すべての人をお造りになり、素敵な賜物を与えて私たちに告げ知らせておられることを感じた幸いなひと時でした。