1月9日 み言葉と黙想

1月9日「神の言葉による実り」
マルコによる福音書4章1~20節
良い土地に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて受け入れる人たちであり、ある者は三十倍、ある者は六十倍、ある者は百倍の実を結ぶのである。(20節)

黙想
イエス様は種まきの譬えを用いて、御言葉は聞いて受け入れる人たちに豊かな実りを与えることを示しました。聖書は他の種類の本と同様に文字に記されていて、しかも書き手は実在の人物です。哲学や倫理の本にも人はどのように生きていくかの思索が書かれています。この点で聖書と他の本との区別はありません。
どのような違いがあるかと言えば、哲学や倫理に書かれていることは著者の見解として読者が取捨選択できるので共通の基準とはなり得ないけれども、聖書に書かれていることは神によって人が生きる基準が示されているので共通の基準になるということです。どのような時代でも神を愛し人を愛するという基準は明確です。それを正しく理解し受け入れるならば人は満たされた人生を送ることができます。