3月10日「死によって空しくなるもの」
詩編49編15~21節
人に富が増し、その家に栄誉が加わるときも
あなたは恐れるな。
死に際して、携えて行けるものは何もなく
栄誉がその後を追って下ることもない。
黙想
神を知らなければ、神が私たちに語ってくださる言葉を知らなければ、私たちは周りの人を見て生きる生き方しかできません。あの人はラッキーだ、この人は負け組だ、といったように、自分を基準に人を見るようになってしまいます。自分より成功していると思う人を羨むようになります。
しかし誰にでも死は訪れます。この世の富は空しいのです。神を信じて自分の存在の根本を知る人はこの世の富に心を奪われることはなく、安らかな日々を過ごすことができるようになります。そのような人々と共に歩むこの世の旅は喜びです。