―「司会者」を「司式者」に変更―
先週の定例役員会で、牧師提案の礼拝「司会者」を「司式者」に名称変更をする件が承認され、本日よりそのように変更をさせていただくことになりました。
「司式」と変更させていただく所以は、礼拝は「会合」ではなく、礼拝「式」であるということがまず挙げられましょう。「司式者」と呼ばれることに重荷を感じる方もおられるかも知れませんが、「万人祭司」を掲げたプロテスタントでは、宗教改革によって信徒が司式を担うことが積極的になされるようになってきました。「万人祭司」の明確な表現が信徒の司式職への参与であると言われます。日本基督教団の恐らく殆どの教会は、礼拝「司会」ではなく、「司式」という名称で、信徒が役割を担っています。また、「司式」と呼ぶことが「相応しい」とする専門家の意見もあります。
私たちの教会は35年前、一般家屋の一部屋で産声を上げました。最初の週報から「司会」と書かれてあります。それを知り、この教会が産声を上げた時の素朴な家族的な交わり、礼拝を思い浮かべました。35年目を迎えようとする今、教会も成長し、礼拝も「礼拝式」という名称が相応しくなってきたことを憶えています。
何卒宜しくお願い申し上げます。