先週は、「教会の半年」と呼ばれる聖霊降臨節の最後の週でした。1975年に制定された日本基督教団の新しい暦に準じますと、今週から礼拝上の新しい1年がはじまる期節となります。
伝統的な教会暦では、クリスマス前の4週間前、待降節第一主日より、礼拝の上での新しい年とされていますが、日本基督教団の取り入れている暦は、伝統的な暦を踏まえつつ、イギリスの新しい合同典礼研究委員会の成果を取り入れ、一年を三つの大きな季節(降誕節、復活節、聖霊降臨節)に分けて、これを基本にして毎主日を位置づける三区分方式を採用しているのです。
そして、今日から始まる「降誕前節」は、降誕節に含まれつつ、旧約聖書の出来事を、イエス・キリストの救いに至るまでの救いの出来事として捉え、神の創造の意志を学びながら御子降誕を迎える準備をする時と言えましょう。しばらく旧約聖書から御言葉を聞く時としたいと願っています。