NHK Eテレの『100分de名著』という番組で新約聖書が取り上げられていて、カトリック信者で随筆家の若松英輔さんをゲストに迎えて福音書を読み解いています。聖書という言葉は知っていても読んだことがない人たちを対象に福音書に書かれているイエス様を紹介しています。
4/17(月)放送では祈りと赦しがテーマでした。両方とも説明するのが難しい事柄ですが、若松さんはそれを分かりやすい言葉で説明していました。「祈りとはこちらが何かをするから神さまに願いをかなえてもらうような取引ではなくて、献げ物が無くても祈りは聞かれて等しく救われる」、「神はあなたよりもあなたに必要なものをよく理解している」、「祈りとは神に出会うところ」といった言葉が印象に残りました。そして私たちは損得ではなく意味のサイクルで生きているという言葉も心に残りました。司会の伊集院光さんはこれを聞いて「祈りとは自分が今こういう状態ですということの報告が終わったら、下手すりゃ、何が起ころうが一番ベストだと思う決心を報告に行くというか、その感じですね。」と感想を言っていました。若松さんの言葉が届いたことが分ります。分かりやすい言葉で大胆に神さまを証しできるようになりたいと思いました。もう一つの赦しについては別の機会に書きたいと思います。次回の最終回の放送は4月24日(月)午後10時25分からです。再放送もあります。